ブルーマロウは「夜明けのハーブ」とも呼ばれる花です。5~8月に赤紫色の花がたくさん咲く姿が愛らしく、乾燥させてハーブティにすることもできます。ハーブティにすると青色~紫色になり、レモンなどを加えると花弁のようなピンク色に変化します。今回はたくさんの用途があるブルーマロウについてご紹介します。
ブルーマロウの使い方・効果
ブルーマロウの花が咲いたら、ドライにしてハーブティにして楽しみましょう。
花を摘んで空き箱などにひとつづつ重ならないように置きます。2~3日ほど乾燥させると、赤紫色が乾燥して紫色になります。ポットに適量を入れて、お湯または水を注ぎます。青色を楽しみたい場合は、水出しでじっくりと出すとより綺麗です。
ブルーマロウには粘液質が多く含まれます。そのため、のどの痛みや口内炎などの際に口にされてはいかがでしょうか。味はあまり風味はなくまろやかです。砂糖やはちみつ、シロップを入れて楽しむのもよいとおもいます。
また、夏休みの自由研究にもピッタリな植物です。ハーブティにレモンなどを加えると、色がピンク色に変化します。「夜明けのハーブ」とも呼ばれる所以です。
その原因は、ブルーマロウの持つ青色色素「アントシアニン」。アントシアニンは、酸性なら赤、中性なら紫、アルカリ性なら青に変化する特徴を持ちます。
レモンや炭酸水など酸を持つものと合わせるとピンク色の夜明けが表現できるのですね。
ご家庭にある色んな液体とブルーマロウティーを混ぜて、色の変化を楽しむことも夏の楽しみになります。
ブルーマロウの育て方
ブルーマロウは背丈1メートルほどに育つ多年草です。3月~4月ごろに小さな苗でホームセンターなどで購入することができます。最初は花は咲かず、ぐんぐんと背丈が成長します。知らずに植えるとかなり大きくなりますので、植える場所には注意が必要です。
5~8月ごろにかけて、たくさん花を咲かせるようになります。最初は毎日5つ前後の開花ですが、最盛期にはどんどん花が咲きます。毎日収穫を行わないと花ガラが汚くなってしまいますので、根気強く育てられる方に向いていると言えます。蟻がよく寄ってきますので、収穫の際はよく見ながら花を摘むことをお勧めします。
以上ブルーマロウについてお伝えしました。